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日経225 先物・オプション統合分析

JPX 取引参加者別建玉残高 デルタ金額ベース分析

📅 建玉基準日: 2026-06-12
📈 日経平均: 71,250 円
📊 TOPIX: 4,045 pt
💹 先物清算値: 66,020 円
📉 当週 ATM IV: 34.0 %
【ATM IV 6週推移】 26.7% ➡ 28.4% ➡ 28.3% ➡ 28.4% ➡ 28.1% ➡ 34.0%

当日MSQ需給モニター

当日データ: 2026-06-19 現値目安: 71,250

当日の限月別建玉増減・J-NET・権利行使価格別の当日フロー。週次の参加者別ポジション(建玉基準日時点)とは別レイヤー。

🤖 AI解釈(当日需給)

本日のJPXデリバティブデータに基づき、2026年7月10日のマイナーSQ(特別清算指数算出日)に向けた需給状況について、プロのアナリストの視点から事実の整理、解釈、および戦略仮説をレポートします。


1. 確認済みデータ(事実)

  • 時間軸とSQフェーズ
    • 当日データ基準日:2026-06-19(金曜)
    • 次SQ算出日:2026-07-10(7月マイナーSQ、残存 15営業日、SQ週前)
    • 次のメジャーSQ:2026-09-11
    • 現値目安:71,250
  • 先物限月ロール状況(建玉残高/前日比)
    • TOPIX:期近 2026-09 建玉 393,550(+1,601)/ 期先 2026-12 建玉 4,455(0)
    • 日経225mini:期近 2026-09 建玉 151,625(-1,730)/ 期先 2026-12 建玉 3,960(+449)
    • 日経225:期近 2026-09 建玉 139,328(-1,741)/ 期先 2026-12 建玉 16,903(+5)
    • 日経225マイクロ:期近 2026-09 建玉 58,970(+5,082)/ 期先 2026-12 建玉 3,707(+1,021)
    • ミニTOPIX:期近 2026-09 建玉 35,902(-152)/ 期先 2026-12 建玉 15(0) ※先物の主力限月(期近)は2026-09。
  • J-NET比率(全体/後場)
    • 日経225先物:全体 21.5% / 後場 35.2%
    • 日経225mini:全体 10.4% / 後場 10.1%
    • TOPIX:全体 12.2% / 後場 19.3%
    • 日経225オプション:全体 65.5% / 後場 76.9%
    • TOPIXオプション:全体 100.0% / 後場 100.0%
  • Put/Call比率(日経225オプション全体)
    • 建玉PCR:1.82倍(Put 199,737 / Call 109,698)
    • 出来高PCR:1.29倍(Put 19,342 / Call 15,008)
    • PCR建玉比の過去比較:直近5営業日中でのパーセンタイルは60%(中央値1.82倍、レンジ1.79〜1.86倍)。
  • 限月別オプション建玉のP/C別増減
    • 2026-07限月(期近):Put建玉 89,474(前日比 +367)/ Call建玉 53,765(前日比 -706)[出来高:P 8,836・C 9,295]
    • 2026-08限月(期先):Put建玉 39,479(前日比 +1,134)/ Call建玉 13,371(前日比 +1,506)[出来高:P 2,731・C 1,968]
    • 2026-09限月(期先/メジャー):Put建玉 70,784(前日比 +1,447)/ Call建玉 42,562(前日比 +74)[出来高:P 4,339・C 1,676]
  • 主要攻防帯(権利行使価格別建玉)
    • 建玉集中上位:C72,000(5,788枚、1,811枚)、C69,000(3,964枚)、C75,000(3,063枚)、C69,250(3,004枚)、C72,250(3,001枚)、C70,000(1,900枚、1,755枚)
    • 当日建玉増加上位:P68,000(+710)、C75,000(+625)、P66,000(+310)、P69,750(+294)、P67,000(+200)、P69,000(+129)、C73,000(+100)、C73,000(+82)
  • max-pain(2026-07限月)
    • 65,000(現値71,250より 6,250円下方に乖離)

2. 解釈と戦略仮説

先物ロール状況の解釈

先物の主力限月は2026-09であり、日経225ラージおよびminiにおいて期近(09限月)の建玉が減少し、期先(12限月)が増加するロールの初期兆候が見られます。ただし、今回は7月マイナーSQ(オプションのみの清算)に向けた局面であるため、この先物ロールの動きは7月SQとは直接結びつかない、独立した中長期ポジションの調整プロセスと解釈されます。

J-NET比率(立会外執行の濃度)の解釈

日経225オプションのJ-NET比率は全体で65.5%と高く、さらに後場には76.9%へと上昇しています。日経225先物でも後場に35.2%(全体21.5%)への上昇が確認されます。これは引け間際において、大口投資家によるブロック取引(非方向性執行)が集中的に行われたことを示唆します。ただし、これらは立会外執行の濃度を示すのみであり、買い越し・売り越しの売買差引が不明であるため、これをもって相場の方向性を断定することはできません。

Put/Call比率の解釈

建玉PCRは1.82倍であり、直近5営業日の中央値(1.82倍)と一致し、パーセンタイルは60%に位置しています。過去比較において極端な偏りは見られず、平常の範囲内と言えます。一般にプット建玉の超過は下値ヘッジ需要に起因することが多く、これ自体が弱気の確証とはなりません。当日の出来高PCRは1.29倍と、短期的なフローはややプットに傾斜しています。

限月別オプション建玉の増減からみる戦略仮説

  • 2026-07限月(期近):Putが微増(+367)したのに対し、Callは減少(-706)しました。現値(71,250)に近い限月においてコールの減少が目立つことは、上値追いのコール買いポジションの利益確定・損切り、あるいはカバードコールの買い戻しなどが仮説として考えられます(買い・売りの別は確定不能)。
  • 2026-08限月(期先):Put(+1,134)とCall(+1,506)がともに1,000枚を超えるまとまった増加を示しました。同一限月で両側の建玉が急増していることから、ボラティリティの上昇または低下を狙ったストラドル/ストラングルなどの両建て戦略、あるいはカレンダースプレッドの期先側ポジション構築の可能性が推測されます。
  • 2026-09限月(期先/メジャー):Putが+1,447と大きく増加したのに対し、Callは+74に留まり、明確なPut偏重の積み増しとなっています。これは9月メジャーSQを見据えた、機関投資家による中長期的な下値ヘッジ(プット買い)、あるいはプレミアム獲得を狙ったプット売りの仮説が立てられます。

主要攻防帯とmax-painの位置づけ

  • 現値目安(71,250)の近傍における主要攻防帯(建玉集積)は、上方のC72,000(計7,599枚)やC72,250(3,001枚)、下方のC70,000(計3,655枚)付近が挙げられ、これらが当面の感応度の高い価格帯の候補となります。
  • C75,000やC69,000などは現値から離れており、現時点では「遠いテール/残存ポジション」として位置づけられます。
  • 当日の建玉増加はP68,000(+710)やC75,000(+625)など、現値から離れたアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)で発生しており、テールリスクに対するヘッジや、遠い権利行使価格の売り(プレミアム取り)の動きが推測されます。
  • 7月限のmax-painは65,000であり、現値から下方に6,250円と大きく乖離しています。これは建玉の重心が下方に偏っていることを示しますが、必ずしもこの水準まで引き寄せられる(Pinning)ことを意味するものではなく、現時点では下方に大きな建玉の偏りがあるという参考情報に留まります。

3. 推測・シナリオ

上振れシナリオ

現値71,250から上昇した場合、最初の主要攻防帯であるC72,000(およびC72,250)が意識されます。この水準を明確に上抜けた場合、コールの売り手によるヘッジ買い(ショートカバー)を誘発し、上値への感応度が高まる可能性があります。その場合、当日建玉増加が見られたC73,000や、大口建玉の集積があるC75,000が次のターゲットとして意識されやすくなります。 * 翌営業日の監視条件:C72,000近傍での攻防、および同権利行使価格のコール建玉の増減(買い戻しや新規売りの動向)。

下振れシナリオ

現値から下落した場合、まずは心理的節目かつ建玉集積のあるC70,000(およびその近傍のプット帯)が最初のサポート候補として意識されます。ここを下抜けると、当日建玉が大きく増加したP69,750やP69,000、さらに当日増加トップであるP68,000といった下方のプット集積地帯に向け、下押し圧力が強まるシナリオが想定されます。 * 翌営業日の監視条件:C70,000の維持、および下方のプット(P69,000〜P68,000)における建玉の新規積み増し状況。


4. 確認不能・追加確認すべきデータ

当日の需給方向性をより精緻に判断するためには、本データだけでは不足しており、以下の追加データを確認する必要があります。

  1. 立会とJ-NETの売買差引(買い越し/売り越しの実態):J-NET比率が非常に高いため、これが大口の「買い建て」なのか「売り建て」なのかを判別する主体別取引データ。
  2. Dealer GEX(ガンマ・エキスポージャー)の符号およびGamma Flip水準:市場全体のガンマがプラス(逆張り・ボラティリティ抑制)かマイナス(順張り・ボラティリティ増幅)のどちらに位置しているか。
  3. IV(インプライド・ボラティリティ)および日経VI、スキュー(歪み):オプションの価格水準(割高・割安)や、市場が想定する変動の非対称性(下振れ警戒度)。
  4. 現値の正確な推移とATM(アット・ザ・マネー)のリアルタイムな変化

※AIによる解釈で、断定的判断ではありません。公開データの範囲での示唆です。

🔁 限月ロール(先物・建玉残高と前日比)

商品 期近(限月/建玉/前日比) 期先(限月/建玉/前日比) ロール
TOPIX 2026-09 393,550 +1,601 2026-12 4,455 +0 -
日経225mini 2026-09 151,625 -1,730 2026-12 3,960 +449 ロール進行
日経225 2026-09 139,328 -1,741 2026-12 16,903 +5 ロール進行
日経225マイクロ 2026-09 58,970 +5,082 2026-12 3,707 +1,021 -
ミニTOPIX 2026-09 35,902 -152 2026-12 15 +0 -

📦 J-NET比率(立会外取引の割合)

商品 総取引高 J-NET J-NET比率 後場J-NET比率
日経225先物 45,362 9,738 21.5% 35.2%
日経225mini 682,291 70,856 10.4% 10.1%
TOPIX 64,399 7,859 12.2% 19.3%
日経225オプション 34,350 22,515 65.5% 76.9%
TOPIXオプション 6,154 6,154 100.0% 100.0%

※J-NET比率が高い=大口ブロック/クロス/ロール/裁定/ヘッジが多い可能性。方向性の確定材料ではない。

⚖ Put / Call(日経225オプション)

Put建玉
199,737
Call建玉
109,698
Put/Call 建玉比
1.82倍
Put出来高
19,342
Call出来高
15,008
Put/Call 出来高比
1.29倍

📅 限月別オプション建玉(期近→期先・P/C別/前日比)

限月 Put建玉前日比 Call建玉前日比 P/C比出来高P/C
2026-07 89,474 +367 53,765 -706 1.66倍 8,836/9,295
2026-08 39,479 +1,134 13,371 +1,506 2.95倍 2,731/1,968
2026-09 70,784 +1,447 42,562 +74 1.66倍 4,339/1,676

※ どの限月でP/Cどちらが増えたかから戦略仮説(ヘッジ/カレンダー/ボラ取り等)を読む。買い建て/売り建ての別は公開建玉からは確定不能。

📌 max-pain・PCR過去比較

max-pain(限月2607・参考値)
65,000
現値下方 6,250円
PCR建玉比 過去比較(直近5営業日)
上位 60%
中央値1.82倍・1.79〜1.86倍

※max-painは満期清算が寄りやすい参考水準で、Pinning断定ではない。PCRは絶対値でなく過去比で偏りを見る。

🎯 主要攻防帯(建玉集中・当日増加)

建玉集中 上位
C 72,000 5,788
C 69,000 3,964
C 75,000 3,063
C 69,250 3,004
C 72,250 3,001
C 70,000 1,900
C 72,000 1,811
C 70,000 1,755
C 66,000 1,390
C 70,000 1,378
当日 建玉増加 上位
P 68,000 +710
C 75,000 +625
P 66,000 +310
P 69,750 +294
P 67,000 +200
P 69,000 +129
C 73,000 +100
C 73,000 +82
P 66,500 +70
P 69,500 +50
出来高 上位
C 67,500 937
P 68,000 873
C 75,000 743
C 72,000 586
C 75,000 572
C 73,000 452
P 66,000 316
P 69,750 303
C 76,000 283
C 74,000 259

※感応度が高い価格帯・建玉集中帯の候補。必ず止まる「Pinning価格」ではない。

AI Market Insights CIO VIEW

JPX市場需給分析レポート(週次)

集計基準日: 2026年6月12日 グローバル・チーフ・インベストメント・オフィサー(CIO)分析


1. 今週の需給コンセンサス

当週の日本株市場は、現物指数(日経平均株価 71,250円、TOPIX 4,095pt)が高値圏を維持する一方、デリバティブ市場における大口プレイヤーのフローは極めて激しく交錯しており、明確な方向性を欠いた「強弱対立」の様相を呈しています。なお、先物清算値(66,020円)と現値との間に乖離が見られますが、これは建玉基準日時点からの日数経過に伴う相場変動(基準日差)を反映したものであり、需給分析においては現値を基準価格として評価します。また、本レポートで言及する建玉残高はすべて基準日時点のものであり、当日のリアルタイムフローを示すものではない点に留意してください。

主要ブローカー経由のフロー分析

当週の需給を主導しているのは、米系ブローカー経由の買いフローと、欧州系ブローカー経由の強烈な売りフローの衝突です。

  • ゴールドマン・サックス(GS)経由: 累積デルタ合計は -6,832億円(前週比合計: -2,918億円)と、売り越し基調を強めています。内訳を見ると、日経225合算で -2,116億円、TOPIX先物で -4,709億円となっており、先物市場主導で売りヘッジまたは利益確定のフローが執行されている傾向が見られます。
  • JPモルガン(JPM)経由: 累積デルタ合計は +15,190億円(前週比合計: +5,826億円)と、大幅な買い越しを記録しています。特に注目すべきは、TOPIX先物の累積建玉が +15,784億円に達している点です。TOPIX先物はグローバルな年金・パッシブファンドの資金移動を反映しやすいため、JPM経由でのこの大規模な買い越しは、中長期的なグローバル機関投資家による日本株アロケーション増加の先行シグナルである可能性を示唆しています。
  • 欧州系(HSBC等)経由: 欧州系全体で前週比 -9,395億円と大規模な売り越しとなっており、中でもHSBC証券経由では前週比 -15,999億円(累積: -33,152億円、Zスコア: -2.73の注目水準)という極めて大きな売りフローが観測されています。これは、欧州系マクロファンドやCTAによる利益確定、あるいは地政学リスクを背景としたリスクオフのヘッジフローであると考えられます。

需給の結論

米系(JPM等)および国内勢(野村証券経由で前週比 +10,771億円、Zスコア: +2.47)の買いフローが下値を支える一方、欧州系(HSBC等)の売り圧力が上値を抑えており、市場のコンセンサスは「高値圏での拮抗」にあります。


2. 短期的なリスク展望

ボラティリティの急増と市場センチメント

当週の最も重要な変化は、オプション市場におけるボラティリティの急激な上昇です。今週のATM IV(当週実測値)は 34.0%(Put IV: 34.0% / Call IV: 34.1%、ATMストライク: 66,000)に達しており、前週の28.1%から急騰しています。 この34.0%という水準は、市場参加者が突発的な変動に対して極めて神経質になっている「高IV(パニック的売買の兆候)局面」に該当します。地政学リスクの再燃や、現物価格の急激な上昇に伴うコール・プット双方のヘッジ需要の爆発が背景にあると推論されます。

主要攻防帯と価格感応度

基準日時点のATMストライクである「66,000円」付近は、オプション建玉が集中する「主要攻防帯(感応度が高い価格帯)」として機能しています。 * 強気シナリオ: JPM経由のTOPIX先物買いに代表される実需の買いが継続し、現値71,250円をサポートに関門を突破する場合、売り手の買い戻し(ショートカバー)を巻き込んで上値を追う展開が想定されます。 * 弱気シナリオ(懐疑見通し): HSBC経由などの欧州系売り圧力がさらに強まり、高IV(34.0%)を背景としたボラティリティの急拡大が引き金となって、主要攻防帯である66,000円方向への急激な平均回帰(調整)が生じるリスクがあります。

推奨デリバティブ戦略

IVが34.0%と高水準であるため、ネイキッド(裸)のオプション売りは極めて危険です。ボラティリティの剥落を狙う場合でも、クレジット・スプレッドなどの「損失限定スプレッド」に限定し、想定外の急激な価格変動に対する防御策を徹底することを推奨します。


3. 個人(ネット系)動向

個人投資家の動向を反映しやすいネット系証券経由のポジションは、前週比 -1,419億円(累積: -2,006億円)と売り越しに傾いています。

逆張り指標としての解釈

現物指数が71,250円と高値圏に位置する中で、ネット系が売り越しを継続していることは、個人投資家特有の「逆張り(利益確定売りおよび新規ショート)」の行動原理と一致します。 * 需給面への影響: 個人投資家の売り越し(ショートの蓄積)は、相場がさらに上昇した場合には「将来の買い戻し圧力(燃料)」として機能するため、短期的には相場の下値を支える要因(サポート)となり得ます。 * 注意点: ただし、相場が急落に転じた場合、これらの売りポジションは早期に利益確定され、下落のクッションとなる一方で、個人が買いに転じる(押し目買いを入れる)ことで、かえって需給がシコリ化するリスクも内包しています。現時点では、ネット系の売り越しは相場の上昇トレンドにおける「健全な逆行現象」の範囲内であると解釈されます。


4. 中長期トレンド分析

直近6週間の属性別ポジション推移およびIVの推移を俯瞰すると、数週間単位でのマクロ的な需給のうねりとプレイヤーの役割交代が鮮明に浮かび上がります。

属性別ポジションの長期的動向(直近6週)

  1. 米系(トレンドセッター): +16,856 ➡ +11,158 ➡ +10,742 ➡ +9,021 ➡ +6,161 ➡ +9,471 億円 6週間全体では -7,385億円の減少となっていますが、直近週(06-12)で再び買い越し幅を +9,471億円へと拡大させており、中長期的な買い主導力は依然として維持されています。一時的な買い手控えを経て、再び日本株への資金配分を再開している様子が窺えます。
  2. 欧州系(持続的な供給圧力): -11,707 ➡ -9,885 ➡ -15,512 ➡ -12,331 ➡ -12,018 ➡ -13,075 億円 6週間を通じて一貫して1兆円を超える大規模な売り越しを継続しており、累積の減少幅は -1,369億円となっています。欧州系ブローカー経由のフローは、日本株の上値を抑える構造的な売り圧力として機能し続けています。
  3. 日系(下値支持主体): -236 ➡ +420 ➡ +7,534 ➡ +5,278 ➡ +6,035 ➡ +4,896 億円 6週間で +5,132億円の増加を記録しており、国内の機関投資家(信託銀行等のリバランスや事業法人の自社株買い)が、相場の調整局面において強力な下支え役(買い手)として台頭している構図が示されています。

IVの時系列推移とマクロ環境

ATM IVは、26.7% ➡ 28.4% ➡ 28.3% ➡ 28.4% ➡ 28.1% と、過去5週間は28%前後の警戒域で推移していましたが、今週(06-12)に入り 34.0% へと急騰しました。 これは、これまでの「緩やかな上昇と警戒感の共存」というレンジ相場から、価格が71,250円まで急伸したことに伴う「ボラティリティの急激なシフト(ボラティリティ・スパイク)」が発生したことを意味します。

総括

中長期的な需給構造は、「米系・日系の買い vs 欧州系の売り」という巨大な資金フローの対峙によって形成されています。足元では米系が再び買いを活発化させていますが、IVの急騰(34.0%)は市場の流動性が低下し、突発的なショックに対して脆弱になっていることを警告しています。数週間単位のうねりとしては、上昇トレンドの最終局面に特有の「ボラティリティを伴う乱高下フェーズ」に移行しつつあると考えられ、リスク管理の厳格化が求められる局面です。


🌍 追跡対象ネット・エクスポージャー: -58 億円

※市場全体では買建と売建が必ず一致しゼロです。本値は当システムが公表データから取得できた 参加者・対象商品・対象限月を合計した参考値で、未掲載参加者・対象外限月・対象外商品は含みません。

先物合計: -58
OP合計: -0
前週データ: 2026-06-12

🎯 ブローカー経由別ポジション&前週比 (統合デルタ・億円)

🇺🇸 米系ブローカー経由
ネット買い越しプロキシ
+12,807 億円
▲ +3,336 億円
先物: +12,735
OP: +71
🇪🇺 欧州系ブローカー経由
ネット売り越しプロキシ
-22,273 億円
▼ -9,198 億円
先物: -22,422
OP: +148
🇯🇵 日系ブローカー経由
ネット買い越しプロキシ
+11,478 億円
▲ +6,582 億円
先物: +11,687
OP: -209
💻 オンライン証券経由
ネット売り越しプロキシ
-3,392 億円
▼ -1,386 億円
先物: -3,380
OP: -12
📁 その他
ネット買い越しプロキシ
+1,323 億円
▲ +636 億円
先物: +1,322
OP: +1

📈 ブローカー経由別建玉推移(直近6週) (統合デルタ・億円)

📊 異常値バッジの見方: 🔴Z:+3.2 異常値(|Z| ≥ 3.0)過去平均から3標準偏差以上の乖離。極めて稀なポジション変動。 🟡Z:+2.3 注意(|Z| ≥ 2.0)過去平均から2標準偏差以上の乖離。通常の変動域を超えている。 ※過去8週の実績値を基準に計算(履歴4週未満の場合は表示なし)

📋 証券会社別 詳細テーブル (統合)

証券会社 日経先物合計
(億円)
TOPIX
(億円)
オプション
(億円)
統合合計
(億円)
前週比
日系 野村証券 🟡Z:+2.5
+24,959 -4,888 +0 +20,071 ▲ +10,831 億円
米系 JPモルガン証券
-551 +15,591 -43 +14,998 ▲ +5,634 億円
欧州系 ソシエテG証券
+6,907 +5,877 -43 +12,740 ▲ +5,720 億円
米系 シティグループ証券 🟡Z:+2.16
+1,677 +2,068 +0 +3,745 ▲ +1,643 億円
欧州系 UBS証券
+5,569 -1,863 +9 +3,714 ▲ +2,130 億円
日系 SMBC日興証券
+4,002 -1,004 +0 +2,998 ▲ +1,653 億円
米系 ビーオブエー証券
-526 +2,471 +96 +2,041 ▲ +748 億円
欧州系 ドイツ証券
+756 +1,175 -1 +1,930 ▲ +832 億円
その他 日産証券
+917 +275 +0 +1,193 ▲ +572 億円
欧州系 バークレイズ証券
+4,735 -3,494 -117 +1,125 ▲ +999 億円
その他 インタラクティブ証券
+484 -58 +2 +428 ▲ +226 億円
その他 フィリップ証券 🔴Z:+4.99
+230 +9 +0 +239 ▲ +120 億円
その他 三菱UFJeスマート 🟡Z:+2.12
+117 +64 -1 +180 ▲ +82 億円
その他 東海東京証券 🟡Z:+2.5
+106 -16 +1 +91 ▲ +47 億円
ネット系 楽天証券
+76 +0 +0 +77 ▲ +38 億円
ネット系 松井証券
+17 +16 -4 +29 ▲ +11 億円
ネット系 マネックス証券
+4 +0 +0 +4 ▲ +2 億円
その他 サスケハナ・ホンコン
-37 +38 +0 +1 ▼ -4 億円
その他 山和証券
+0 +1 +0 +1 ▲ +0 億円
その他 豊証券
-1 +0 +0 -1 ▼ -0 億円
その他 三田証券
-5 +0 +0 -5 ▼ -2 億円
その他 広田証券
-8 +0 +0 -8 ▼ -4 億円
その他 岩井コスモ証券
-21 +0 +0 -21 ▼ -11 億円
その他 岡三証券
+0 -34 +0 -34 ▼ -13 億円
その他 光世証券
-34 -3 +0 -37 ▼ -18 億円
その他 立花証券
-91 +0 +0 -91 ▼ -46 億円
日系 大和証券
+755 -990 +7 -228 ▼ -4 億円
欧州系 ABNクリアリン証券
-376 -216 +257 -335 ▼ -73 億円
その他 ナティクシス証券 🟡Z:-2.29
-613 +0 +0 -613 ▼ -312 億円
米系 モルガンMUFG証券
-11,238 +10,009 +26 -1,203 ▼ -1,829 億円
日系 みずほ証券
-5,393 +2,788 +14 -2,591 ▼ -1,700 億円
ネット系 SBI証券
-754 -2,740 -9 -3,502 ▼ -1,437 億円
米系 ゴールドマン証券
-2,116 -4,651 -7 -6,775 ▼ -2,861 億円
欧州系 BNPパリバ証券
+1,837 -10,266 +45 -8,385 ▼ -2,896 億円
日系 三菱UFJ証券
-5,561 -2,982 -229 -8,772 ▼ -4,197 億円
欧州系 HSBC証券 🟡Z:-2.7
-25,885 -7,177 -1 -33,063 ▼ -15,910 億円

データ出典: JPX 取引参加者別建玉残高一覧

生成日時: 2026-06-21 07:10 JST | 建玉基準日: 2026-06-12 | 次回SQ算出日: 2026-06-12(残存 0営業日)

⚠ 本値は簡易Black-Scholesデルタによる概算です。建玉残高は基準日時点であり当日フローではありません。 Dealer GEX・Gamma Flip・ゼロガンマ水準・Pinning は公開データから確定できません。投資判断の参考としてのみご利用ください。